初心者が証券会社を手数料で比較してはいけない3つの理由 | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

証券会社選びの際に、手数料だけを見て判断するのはよくありません。初心者の方が証券会社を選ぶ場合は、正確な情報が得られるのか、きちんと相談できる担当者がいるのかが重要です。

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STEP4信用取引を始める証券会社の選び方

9. 初心者が証券会社を手数料で比較してはいけない3つの理由

信用取引を行う上で大切にしたいのが証券会社選びです。特に初心者の方に気を付けてほしいのは、証券会社を選ぶ時に「手数料」のみを基準にしてしまうこと。

確かに手数料が安い証券会社というのは魅力です。しかし、手数料だけにこだわってしまったのでは、本当に自分に合った証券会社かどうかは分かりません。

では、なぜ証券会社を手数料だけで比較してはいけないのでしょうか?ここでは3つのポイントに絞って解説します。

信用取引 初心者

1.手数料が安い証券会社によくあるこんな落とし穴

日本にあまたある証券会社を比較しようとした場合、一番手っ取り早いのが「手数料」を比較することです。ここに、皆さんがよく知っている証券会社の信用取引手数料の比較表を簡単に紹介します。

現物取引と信用取引で手数料が分けられている証券会社もありますが、ここでは、信用取引を50万円分行った場合の手数料を比較してみます(証券会社によって複数の手数料コースがある場合、50万円の信用取引において安い方を記載)。

証券会社 50万円の信用取引を行った場合の手数料
ライブスター証券 86円(税込)
SBI証券 206円(税込)
楽天証券 463円(税込)
岡三オンライン証券 324円(税込)
マネックス証券 486円(税込)
カブドットコム証券 484円(税込)
松井証券 540円(税込)
岩井コスモ証券(ネット取引) 432円(税込)
岩井コスモ証券(対面取引) 6,091円(税込)
野村証券(ネット&コール) 515円(税込)
野村証券(本・支店) 7,020円(税込)

さて、こうやって並べてみると、手数料は安ければ安いほどよく見えますよね?
証券会社には、「ネット専業証券」「総合証券」などに分類することができますが、ライブスター証券をはじめ、ネット専業証券会社には、格安の手数料が並んでいます。

手数料だけで証券会社が選ばれるとしたら、総合証券の対面取引は無くなってしまうはずですよね。でも、総合証券の対面取引が存在するのは、顧客によって、手数料以外のニーズがあるからなんです!

総合証券の対面取引には、担当の営業マンがつき、投資に関するアドバイスを受けたり、相談ができたりします。手数料の安いネット専業証券では、そのような担当の営業マンがいませんので、投資に関する相談ができないわけです。

何に投資すればいいか等をいろいろ聞きたい初心者の人にとっては、不安に感じる方もいるかもしれませんよね。

投資相談を必要とする初心者の方は、ネット専業証券は向いていないかもしれません。そのような方は、少々手数料がかかっても総合証券会社と取引することをオススメします。

なお、「総合証券のネット取引」についても、ネット専業証券と同様に投資相談を受け付けているところはないと思いますが、取引方法や画面の使い方などのサポートについては、店舗で受け付けている会社もありますので、ネット専業証券と同等の安い手数料と手厚いサポートを望まれる方は総合証券のネット取引を選択すると良いかと思います。

ちなみに私も利用させてもらっている岩井コスモ証券では、東京と大阪のサポートセンターの店頭で、PCやスマートフォンの操作方法等についてのサポートを受け付けてくれますよ。

2. 有益な情報をきちんと得て銘柄選びができているのか

さて、何に投資していいかわからない初心者の方には「総合証券の対面取引」がオススメだと書きましたが、ネット専業証券、総合証券のネット取引においては、会員画面でアナリストレポートや株価材料のニュースなどを提供しています。
また、大手~中堅の証券会社では、株取引のコツを教えてくれる投資セミナーも定期的に開催しているので、セミナーなどにも参加してみましょう。

ニュースやセミナーの質については、初心者でも分かりやすい言葉が使われているか、投資家とって有益な情報が多く配信されているかについてチェックして下さいね!
このようにニュースやセミナーなどからできるだけ、正確でタイムリーな情報を仕入れることが、勝てる銘柄選びの判断基準になってきますので、証券会社を選ぶ際にとても重要なポイントとなることは間違いありません。

3 担当者(あるいは、オペレーター)の「親切さや質」で証券会社を選ぶ

ここまでくれば、最後は「人」で判断します。

特に現物取引については十分な経験があるけれども信用取引は初めて、という人は担当者(担当者がいない場合はサポートセンターのオペレーター)の「質」を特に重要視してほしいところです。

総合証券の対面取引を選択した人なら、担当者が的確なアドバイスをくれたり、納得のいく商品・銘柄を勧めてくれるかどうかが大事ですよね。

リスクが高まってきたなと感じたときには、ストップをかけてくれるような担当者なら信頼が置けます。また、相場に大きな変動があった場合、しっかりとアラートを入れてくれるかどうかも基本的なポイントです。

担当者がつかないネット取引の場合は、サポートセンターのオペレーターが取引画面の使い方や信用取引等の仕組みについて、わかりやすく丁寧な説明をしてくれるか、またそれに必要な知識を十分備えているか、等です。

何か質問をした時に、電話をたらいまわしにされたり、回答を得るまでに時間がかかりすぎたりするとストレスがすごく溜まります(笑)。

いずれを選択した場合でも、担当者(またはサポートセンターのオペレーター)の「親切さ」や「質」の高さというのは、実際にその証券会社と付き合ってみないとわかりませんので、いい担当者(またはサポートセンターのオペレーター)とめぐり合えた場合は、あなたに大きな利益を与えてくれるでしょう。

いかがでしたか、証券会社の選び方についてはさまざまな観点から紹介してきましたので、こちらのページも参考にしてみてください。

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