信用売残を空売りのタイミングの参考にする | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

日証金残をみて判断するページでは、信用取引初心者の方でも理解できる様に、日証金残の説明や読み方を、オリジナル画像を用いて紹介しています。

STEP3信用取引で失敗しないための銘柄の選び方

5. 日証金残を見て判断する

信用取引において株式と資金を融通する専門会社のことを「証券金融会社」と言います。その中で、融資残と貸株残を毎日公表しているのが「日本証券金融株式会社」と呼ばれる証券金融最大手の会社です。

「日本証券金融株式会社」のことを略称で、「日証金」と言い、日証金における貸借取引残高のことを「日証金残」と呼びます。信用取引初心者の方は初めての言葉で少しややこしいと感じると思うので、以下に分かりやすく解説してみます。

日証金残とは

「日証金残」とは、一言で言えば制度信用取引における信用残のことです。

証券会社では、信用取引を行う投資家に信用買いのための資金の融資や、信用売りのための株式の貸し出しを行っています。しかし、信用取引を行う投資家が多いと、融資する資金や貸し出す株式が不足してしまいます。その時に資金や株式を、日証金から借りることになります。

日証金では、こうした融資と貸株の増減を毎日発表しているというわけです。証券会社に株式を貸す証券金融会社は日証金だけではありませんが、東証で行われる制度信用取引に係る貸借取引は日証金を通じて行われるので日証金の残を指標にしているというわけです。

少しわかりにくいと感じた方は下記の画像と共にご覧ください。

日証金残の概要

日証金残と信用情報の違いについて理解する

日証金残を見れば買残が多いのか売残が多いのかが分かる訳ですが、他の指標として取引所が公表する「銘柄別信用取引週末残高」があります。

「銘柄別信用取引週末残高」は、制度信用と一般信用を足した信用残を表しています。また、日証金残は証券会社内で買残と売残を相殺した分が報告されますが、取引所が発表する「銘柄別信用取引週末残高」は相殺せずに全ての信用残が公表されます。どちらもまとめて「信用残」と呼ばれることがありますが、一般的に「信用残」というと、取引所が公表する「銘柄別信用取引週末残高」を指します。

日証金残は毎営業日19時前後に速報、翌営業日11時前後に確報が公表されるのに対して、取引所が公表する「銘柄別信用取引週末残高」は、毎週第2営業日に公表されます。つまり、日証金残は毎日発表され速報性があるのに対して、「銘柄別信用取引週末残高」は週に1度の公表ですが、全体像がわかるということが言えます。

日証金残をどう読むか

日証金残は証券会社の投資ツールのほか、日本証券金融株式会社のホームページなどで確認することができます。

貸株の増加が将来的に株不足に発展すると考えると逆日歩が発生する可能性もあります。信用の売り方にとって、逆日歩の発生はコストの増加となるので売り方の買戻しを急がせ、株価の上昇要因となります。そのため日々の動きから、これらの動きを読み取る力が必要と言うことになります。

株式の動向を判断するために「日証金残」をどのように活用すればよいかわかりましたか?いままでの日証金残の説明を踏まえて、下記の画像をご覧いただくとより理解できやすくなると思います。

株式の動向を判断するのには様々な指標がありますが「日証金残」に関連して「回転日数」も重要になるので、「回転日数を見て判断する」の記事も参考にしてみてください。

日証金残の読み方
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