信用買残が信用買いのタイミングの参考になる | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

信用売り残を見て判断するでは、実際のチャートを使い解説しながら、信用取引で失敗しないための空売りをするタイミングについて紹介しています。

STEP3信用取引で失敗しないための銘柄の選び方

2. 信用買残が信用買いのタイミングの参考になる

信用取引は、証券会社から資金または株式を借りて株を売買するという取引のことです。資金や株を借りている以上、いつかは証券会社に返さなくてはいけないわけですが、その期日は6ヶ月以内と決まっています。「買ってからまだ売って返済していない」「売ってからまだ買って返済していない」状態を「信用残(しんようざん)」と言います「信用売残を空売りのタイミングの参考にする」のページでは、信用取引の中でも売り方の残高である「信用売残(しんよううりざん)」について解説しましたが、今回は「信用買残(しんようかいざん)」から、どう判断するかについてのヒントをお伝えします

信用残を理解すると決済時期の見当が付く?

「信用残」は信用取引残高の略で、信用取引で今まさに売ったり買ったりしている取引の合計のことです。そして、信用残は6ヶ月以内に返済期日が来ますので、信用買いをしている場合は売って決済する、信用売りをしている場合は買い戻しをして決済することになります。このように売っている場合には買いで、買いの場合には売るという反対の行為で決済をするので、これを「反対売買」と言います

信用取引における反対売買の仕組み

反対売買については理解できましたか?

さて、この反対売買における投資家の心理を考えると、自ずと信用残の見方が分かってきます。つまり、信用売残が高まってくると、いずれ投資家たちは買いに転ずるということです。また返済期日は基本的には6ヶ月なので、買いに転ずる時期は遅くとも6ヶ月以内ということがおおよその見当がつくということです。

信用買残を見て取引のタイミングを判断する

「信用買い」で株を買ったあなたは、その銘柄の株価が上がることを期待しているはずです。当然、その他の投資家も同じです。さて、このような場合には、株価が上がることを想定して買いが続くので、株価が上昇しても「もっと上がる」と予想する投資家が多く出ます。そのため、信用買残はさらに増える傾向になります。下記のチャートでは、株価の上下落と信用買残の消滅の関連性が現れています。

信用買残増加説明チャート画像

株価チャート提供『トレーダーズ・ウェブ』

一方で、株価が下落傾向をたどると、売るに売れなくなった「信用買残」が残ったままとなります。信用取引の場合には6ヶ月以内に決済をしないといけないという期日があるため、特に6ヶ月前に株価のピークとともに積みあがったままの「信用買残」が残っている場合、期日対応のための反対売買により株価が下落する可能性があります
こういった状況下では「信用売り」で攻めてみるのもおもしろいでしょう
また、このような銘柄を「信用買い」をしようと検討している場合は、信用買残の整理が進むのを待ってから買うことがリスクを軽減するコツと言えるでしょう

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