信用売残を空売りのタイミングの参考にする | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

信用倍率をみて判断するページでは、信用取引初心者の方でも理解できる様に、信用倍率の説明や読み方を実際のチャートを用いて紹介しています。

STEP3信用取引で失敗しないための銘柄の選び方

3. 信用倍率を見て判断する

信用取引では、証券会社から資金や株式を借り入れて投資を行い、通常は6ヶ月以内に、返済しなくてはいけないというルールがあります(制度信用)。期限が限られている中で、銘柄を決めるには、その銘柄に対して投資家が現在どのような動きをしているのか、また、今後の相場の動向はどうなるのかについて予測する必要があります。

そこで役立つのが「信用倍率」です。このページでは、投資家の動きと今後の相場の動向を予測するための信用倍率の見方について解説しているので、信用取引で失敗しないための銘柄の選び方の一つの指標として覚えておきましょう。

信用倍率とは

信用倍率は「貸借倍率(たいしゃくばいりつ)」とも言われ、「信用買残÷信用売残」によって導き出される数値のことで、信用買残と信用売残のバランスが分かります。

信用倍率の読み方

信用倍率(貸借倍率)は、株価上昇時においては信用買残が増えるため数値が高くなり、株価下落時には、信用売残が増えるため数値が低くなる傾向にあります。

但し、信用取引を行っている投資家というのは、現物取引のように長期的に株を保有する人と違って、期限内に返済しなくてはいけません。信用倍率が1倍以上というのは、買残が売残を上回っていることを意味するので、将来、買残を決済するための売り需要のほうが強くなると考えられ、逆に倍率が1倍未満なら売残が買残を上回っていることを意味するので、将来、売残を決済するための買い需要のほうが強くなると考えられます。

例えば、2015年9月18日付「シャープ」の株価を見てみましょう。トレーダーズウェブで以下の画像のように表示され、信用取引情報は最下段にあります。

信用倍率の読み方

「 トレーダーズウェブ|シャープ より引用  」

この局面では、信用買残よりも信用売残の方が多くなっていますね。これは、これからこの銘柄の株価が下がるだろうと予測して、信用売りをしている人が多いことの現れです。

しかし、信用取引では売残があれば、「反対売買」により買いが発生すると考えられるので、株価が上昇する材料の1つとなるわけです。

信用売りをしている人にとっては、株価が上昇するともうけがなくなったり、損失を抱えることとなるので、これらを回避するため買い戻しを急ぐこととなり、短期間で一気に株価が上昇すること(「踏み上げ」と言います)も少なくありません。

そこで、日々の信用倍率の動きを見ながら、反対売買のタイミングを計るということが重要になってくるのです。そのため、信用倍率はもちろんのこと、信用買残と信用売残の前週比の増減も併せて見ておきましょう。

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