信用売残を空売りのタイミングの参考にする | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

ボリンジャーバンドを見て判断するページでは、信用取引初心者でも理解できるようにボリンジャーバンドの読み方と利用方法について紹介しています。

STEP3信用取引で失敗しないための銘柄の選び方

9. ボリンジャーバンドを見て判断する

初心者が株式投資で利益を出すためには、大まかにでも相場全体の流れを読むことが最低条件となるでしょう。
中でも、「株価上昇に転じる際の初動」または「株価の下げ止まりのポイント」というトレンドの転換ポイントを掴むことで、いつ買うか、いつ売るかの判断がしやすくなります。

ボリンジャーバンド

そこで、今回は多くの投資家が使用しているテクニカルな指標「ボリンジャーバンド」について解説します。

ボリンジャーバンドの大まかな考え方を知る

ボリンジャーバンドとは、米国の証券アナリスト、ジョン・ボリンジャーが1980年代に考案したテクニカル指標です。株価チャートでもよく見かける指標のひとつで、移動平均線と並んで投資家がよく利用する基本指標のひとつと言われています。

移動平均線に株価変動の統計学的な要素(σ:シグマ)を盛り込みます。

移動平均線を中心にその上下にσに一定倍率をかけたラインを描画した、このラインをボリンジャーバンドといいます。

σを1倍(マイナス1倍)したものを1σ(マイナス1σ)、σを2倍(マイナス2倍)したものを2σ(マイナス2σ)、σを3倍(マイナス3倍)したものを3σ(マイナス3σ)と呼びます。

統計学的には株価が移動平均線に対して1σ(マイナス1σ)の範囲に収まる確率は約68%、2σ(マイナス2σ)に収まる確率は約95.4%、3σ(マイナス3σ)に収まる確率は約99.7%と言われています。(ここはポイントなのでしっかり覚えておきましょう!)

ボリンジャーバンド 読み方

下のチャートでは真ん中の線が移動平均線、緑色の線が1σ(マイナス1σ)、青色の線が2σ(マイナス2σ)、ピンク色の線が3σ(マイナス3σ)となります。

ボリンジャーバンド

ここまでお話をするとピンと来た人もいるかもしれませんね。

先ほど確率をお伝えしましたが、株価がボリンジャーバンドの外側にはみ出したものは、統計学的には異常値となるわけです。

つまり、3σを上にはみ出しているものは、99.7%の確率でボリンジャーバンド内に収まっていないといけないのにはみ出してしまった異常値なのでいずれボリンジャーバンド内に収まるはずですね(買われ過ぎ)。だから、ボリンジャーバンドの上にはみ出したものはボリンジャーバンド内に収まるように株価は下がるであろうという推測となりますので売りのサインとなるわけです。

ボリンジャーバンド 読み方

逆に、マイナス3σを下にはみ出しているものも、99.7%の確率でボリンジャーバンド内に収まっていないといけないのにはみ出してしまった異常値なのでいずれボリンジャーバンド内に収まるはずです(売られ過ぎ)。だから、ボリンジャーバンドの下にはみ出したものはボリンジャーバンド内に収まるように株価は上がるであろうという推測となりますので買いのサインとなるわけです。

なお、上記は3σ(マイナス3σ)の説明となりましたが、一般的には2σ(マイナス2σ)を利用する場合が多いようです。

ボリンジャーバンドの見方のコツ

注意しなければならない点もあります。

株価がボリンジャーバンドの上にはみ出したからといって必ず株価が下がるものではありません。理由は2点あります。

なぜならボリンジャーバンド自体が上向いており、株価が下がらなくてもボリンジャーバンドが上向きのため、結果的にボリンジャーバンドの範囲内に収まっていってしまうことも少なくありません。

また、ボリンジャーバンドが上向いているため、ボリンジャーバンドの範囲内に収まった後、範囲内で推移しながら株価が上昇していってしまうこともあります(バンドウォークと言います)。

ボリンジャーバンド 注意

こうなってしまったら、空売りなんかしていると大変なことになってしまいます。

ボリンジャーバンドを利用するときは、予め損切りするラインやポジションを保有する期間を明確にしてから行動するのが賢明ですね。

「株価チャート提供:『Kabutan』

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