損切りとは? | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

損切り(そんぎり)とはページでは、信用取引を行う際のリスク管理対策として使われる損切りを素人にも分かりやすく紹介しているページになります。

DICTIONARY信用取引に関する用語辞典

6. 損切りとは?

「損切り(そんぎり)」とは、「損失拡大を防ぐために、損失をしている状態で決済し、損失を確定させること」です。レバレッジを活用する信用取引では、確実にリスク回避するためのオーソドックスな方法です。そんなことをいうと、「株価は下がってもまた上がる時期もあるのだから」という投資家さんがいますが、損切りのできない投資家ほど株投資に失敗するとも言われています

投資家さんは利益を早く出す一方で、損切りはなかなかできない傾向にあります。これは心理的に利益よりも損失に対しては、わずかなものでも大きな価値の消失を感じてしまうため処理が遅れがちになってしまからなんです。これがいわゆる損している株式を持ち続ける塩漬けの心理的メカニズムなんです(しかも損失が大きくなればなるほど処理が遅れる傾向は強くなります)。信用取引では反対売買しなければならない期限もあるので損失の拡大に備えることは重要となります

損切りばかりしていては儲けがないじゃないかと怒られそうですが、信用取引では「負けるが勝ち」ということもあります。

損切りは予め設定しておくリスク回避術です

信用取引では、例えば資金100万円で300万円分の取引が可能です。このようにレバレッジを効かせて取引を行うことは、大きく儲けることができる反面、自分の資金以上の損失を出す可能性もあります。そこで、リスクを最低限に留めるために「損切り」という手法を使います。

例えば、あなたは今、株価1000円の株式を購入しているとします。あなたはこの株が底値だと思って購入しましたが、予想が外れてさらに株価が下がる恐れもありますよね? そこで、900円まで下がったら購入した株式を「売る」と決め、その値段になれば売却し、損失金額を確定させること、これが「損切り」です。

損切りのベストなタイミングとは?

このように考えると、「それなら長期スパンで考えればきっと株価は戻るだろう」と考える人も出てくるかもしれませんが、信用取引では基本、6ヶ月以内に返済しないといけないので、現物取引よりも損切りをシビアに考える必要があります。そのため、「買い付けした株価からマイナス5%くらいで損切りをしよう」とか予め自分自身で損切りするタイミングを決めておくのがいいでしょう

というのも株の場合は、一旦、下落トレンドが始まると、そのトレンドはそう簡単に変わるものでもありません。そのため、予め損切りするポイントを決めておくことがリスク回避の手段と考えるべきでしょう。

そして、損切りするために有効な方法が「逆指値注文」を利用することですので、証券会社を選ぶ際には「逆指値注文」のができる証券会社を選びましょう

保証金維持率にも注意を払おう

損切りをするタイミングは保証金維持率も考慮しましょう

例えば、「委託保証金率」をが30%の場合、300万円の資金を元手に限度額いっぱいの1000万円の株を信用買いしたとします。

その株価が下がり、950万円になったとします。現物取引では5%(50万円)の損失ということになります。1000万円の内の50万円ならば、そのうちに戻せるだろうと思う人もいいかもしれません。

しかし、信用取引で買い付けた株式の評価損は保証金から差し引いて考えなければいけません。

証券会社では、「委託保証金率」というものを定めており、「委託保証金率」を30%に定めている場合、30%を下回れば、信用の新規注文建玉、現物の買付、保証金の出金ができなくなります。

上記のケースでは、(300万-50万円)÷1000万円×100=25%、となり「委託保証金率」30%を下回る状態です。

また「保証金維持率」の定めもあり、その多くが20〜30%です。この保証金維持率を下回ると、証券会社は「追証」といって不足分の資金の追加を請求し、追加がないと強制的に決済させられ損失が確定してしまいます。

「保証金維持率」を20%と定めている会社のケースですと損失が100万円以上になると追証となります。

(300万円-100万円)÷1000万円×100=20%

こうしたリスクを避けるために、ある程度、早めの「損切り」を意識して取引する方がベターなのです

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