逆日歩(ぎゃくひぶ)とは | 信用取引を始める前に確認すべき4つのSTEP

逆日歩(ぎゃくひぶ)とは?ページでは、信用取引に関する逆日歩(ぎゃくひぶ)という用語を素人にも分かりやすく紹介しているページになります。

DICTIONARY信用取引に関する用語辞典

2. 逆日歩(ぎゃくひぶ)とは?

逆日歩(ぎゃくひぶ)の仕組みを図で解説する!

信用取引における「空売り」(信用売りとも言われます)では、投資家は証券会社に株を借りて株を売っているわけですが、証券会社は自社の保有株が不足したら、証券金融会社から株式を調達します。証券金融会社も貸すための株が不足した場合、証券金融会社はその不足分を入札方式で機関投資家(生命保険会社など)より調達します。

いわば、株の又貸しのようなものです。

この入札で決定される株のレンタル料を逆日歩(ぎゃくひぶ)と呼び、空売りをしている投資家が負担することとなります。言葉ではわかりにくいと思うのでこちらの図で解説しますね。

逆日歩の説明

上が、ユーザーが証券会社に株を借り、証券会社が証券金融会社から株を借りている図。下が、証券金融会社がさらに不足分を調達し、不足分を調達している図ですね。

逆日歩(ぎゃくひぶ)の言葉の意味

「日歩(ひぶ)」というのは、信用取引の買い手が資金を借りた際に支払う金利、信用取引の売り手が売却した株の代金に対して受け取れる金利(※)です。(※)ちなみに、現在は低金利時代なので、信用取引の売り手が売却した株の代金に対して受け取れる金利は、0%です。トホホ・・・

一方、「逆日歩」は、信用取引の売り手が支払い、信用取引の買い手が受け取るものであり、「支払い」「受取り」の方向が「日歩」とは、逆なので「逆日歩」と呼ばれます

逆日歩はなぜ発生するのか

例えば、ある銘柄が急騰しているが、この銘柄の株高は一時的なもので、すぐに元の水準に戻るだろうと考えている投資家が多くいたとします。すると、そのような投資家は信用売りをした後、株価が下がってから買い戻しを行って利益を得ようと考えます。

しかし、株価は下がらず、上昇を続けたとします。早い時点で信用売りを行った投資家は利益を出せないので、売り建玉を保有したままとなり、さらに、株価の上昇が一時的なものだと考える別の投資家も信用売りをしようとします。

このように信用売りをしている投資家が増えすぎると、証券会社は投資家に貸すための手持ちの株が無くなります。証券会社は投資家に貸す株が無くなると、証券金融会社(日証金など)から株を借りてきます。しかし、証券金融会社でも貸すための株が無くなってくると、株をたくさん保有している機関投資家(生保など)に「借り賃を払うから株を貸して!」とお願いするわけです。

借り賃は入札方式で決定され、その決定された借り賃が「逆日歩」となるのです。

逆日歩はいくらくらい払わないといけない?

株式では、最高料率というのが定められています(最高料率早見表 )。

例えば1000株単位で売買する場合には50万円までなら1日一株当たり1.0円がMAXとなります。つまり、1日当たり最大でも1000円までで収まるということになります。

このように、逆日歩でも「1日、1株当たり○円」というふうに1日単位でかかってきます。例えば、本日の逆日歩が1円で1000株信用売りしていたとします。その日の逆日歩は1000円ですね。

しかし、逆日歩というのは日々変わります。翌日以降には、逆日歩が50銭に下がる場合もあります。その場合、次の日の逆日歩は500円となります。

そうやって、決済の日まで1日毎に累計していったものが、あなたが逆日歩で支払う額となります。

ただし、気を付けたいのが、権利落ち日6営業日前から権利落ち日2営業日前は最高料率が2倍に跳ね上がるというルールがあることです。さらに、権利落ち日の前営業日(権利付き最終日)は、最高料率を4倍まで設定できるというルールもあるので注意が必要です。

逆日歩を防ぐポイント

このように、逆日歩は場合によってバカにならないコストになる可能性があるので、できるだけ逆日歩がかからないようにしたいところです。では、逆日歩がかからないようにするにはどうすればよいか?

答えは簡単です。「一般信用取引」を利用すれば逆日歩は発生しません。信用取引には、各証券会社共通のルールで運用する「制度信用取引」と、証券会社ごとに独自のルールで運用する「一般信用取引」と、2つの取引があり、一般信用取引では逆日歩はかからないようになっています。

しかし、「一般信用取引」の売りを取り扱っている証券会社は少ないので、証券会社選びの際には、「一般信用取引」の売りを取り扱っていることも考慮に入れましょう

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